体験型授業
第1回 5月22日(木)
蛍生物発光基質の合成と機器分析(1)
実施場所:東6-737室
レポーター:横井浩史
本日、体験型講義1日目がスタートし、参加してきました。その雰囲気をお知らせするために、写真をお送りいたします。このほかにも、かなり長く映像等を撮影いたしました。 本日の主題は、「蛍生物発光基質の合成と機器分析」の前半であり、ルシフェリンの性質と有機合成プロセスの解説、および、もっとも簡単な実験を実施していただきました。
解説は、丹羽先生が講義を担当され、化学結合の平易な解説(中学生レベル)から、1/2スピンの例を用いて共有結合、および、炭素の重合などを解説した後に、有機合成の基本となるベンゼン環、窒素や硫黄を含む5員環、システインのD型とL型の鏡像体に関する説明など、非常にわかりやすく、また、詳しく教えていただきました。また、ルシフェリンの合成過程の詳述と、実験で行う最終プロセスの注目点など、まったくの素人にもわかるレベルの解説を行っていただけたことに感謝しております。
実験は軽部さんが担当され、すべての実験器具、計測装置、薬品を手際よくそろえていただき、適切な説明と指示を行っていただけました。参加者個々人の運も手伝ってかもしれませんが、とにかく、最終段階の結晶化プロセスまで、全員が辿りつけたことは、軽部さんのご苦労の賜物と思います。ありがとうございました。
全体的には、終始、自由に質問のできる状態で、和気あいあいと楽しく学ぶことができ、化学合成については素人である参加者も、少しでも何かつかめたのではないかと思っております。